b)加工・熱処理

2)熱間加工

2200 熱間加工
hot working
 ひずみ硬化を生じないような温度範囲で行う金属又は合金の塑性加工。
2201 熱間圧延
hot rolling
 再結晶温度以上の延性が大きい温度範囲で、ロール間に材料を通して板厚を圧下減少させ、所定の形状にする塑性加工。
参考 銅及び銅合金では、通常、650〜950℃の温度に加熱して圧延する。
2202 熱間圧延上り
hot rolled finish
 熱間圧延だけによって仕上げられる製品。
参考 伸銅品のJISでは、形状記号の後に質別を示す[F(Fabricated)]を付ける。銅及び銅合金では、通常、650〜950℃の温度に加熱して圧延する。
2220 押出し
extrusion
 加熱したビレットをコンテナの中に入れて圧力を加え、ダイスを通して所定の形状にする加工。
参考 銅及び銅合金では、通常、650〜950℃の温度に加熱して押出しする。
2221 押出上り
extruded finish
 管、棒、線などにおいて、押出しだけによって仕上げられる製品。
参考 伸銅品の棒のJIS(JIS H 3250)では、形状記号の後に製法を示す[E(Extruded)]を付ける。銅及び銅合金では、通常、650〜950℃の温度に加熱して押出しする。
2240 熱間鍛造
hot forging
 鋳塊又は展伸材から切り出した加工片を熱間で繰り返しつち(鎚)打ちするか又は金型によって圧縮して成型する塑性加工。