| 5200 |
ガルバニック腐食 |
| galvanic corrosion |
| 異種の金属が電解質溶液を介して電気回路ができたとき、両者の腐食電位の違いのため、よりひ(卑)な電位の金属の腐食が促進される現象。
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| 5201 |
脱亜鉛腐食 |
| dezincification corrosion |
| 銅−亜鉛系合金において、合金中の亜鉛だけが腐食溶出し、後に多孔質の銅と腐食生成物が残る現象、又は合金の両成分が溶解し、銅だけが再析出する現象。
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| 5202 |
孔食 |
| pitting corrosion |
| 金属内外部に生じた局部的な腐食がピット状に進行した現象。
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| 5203 |
かい(潰)食 |
| impingement attack : erosion |
金属表面にできた酸化膜などが、流体の衝撃などによって継続的に破壊され、その部分が陽極となって比較的急速に進行する腐食現象。
| 参考 |
配管のわん曲部、熱交換器管の入口部などで生じやすい。
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| 5204 |
擦過腐食(さっかふしょく) |
| fretting corrosion |
| 近接した金属同志の表面が、微少振幅の振動などでお互いにこすられることが原因で起こる腐食現象。
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| 5205 |
応力腐食割れ |
| stress corrosion cracking |
| 材料が、ある値以上の引張応力とある種の腐食媒との共存下で、腐食によって誘導される割れ。
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| 5206 |
時期割れ |
| season cracking |
| 製造過程で材料中に残留した引張応力によって起こる割れ。
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