酸アルカリ系排水

【様々な化学薬品の使用目的】 

 密着性がよいめっき皮膜を得るためには、各めっき処理をする前に、脱脂、脱錆、電解活性、浸漬活性などにより、金属表面を清浄にしなくてはなりません。これを前処理といいます。
 また、各表面処理に使用する浴中には、めっき金属イオン供給塩、電導塩、 緩衝剤光沢剤など様々な薬品が添加されています。
 更に、めっきの後にも被膜生成剤、被膜安定剤、撥水剤などを使用しめっき面の保護などをします。これを後処理といいます。
 各工程で使用する主な化学薬品は以下の通りです。

【酸アルカリ系排水の発生理由】

 各々の工程で金属素材を目的に従った溶液に浸漬した後、次工程に薬品を持ち込まないようにするために、十分な水洗を必要とします。
 これを水洗工程といいます。
 その際、様々な化学薬品や金属イオンを含んだ水洗水が発生し、水洗槽が濃くなるに従ってこれを廃棄します。